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プレミアトラスト(Premier Trust)の海外積立投資って一体どうなのか

海外投資

こんにちは!

香港の橘拓也(たちばな たくや@TMax2525)です。

プレミアトラスト、というオフショアの保険会社のことをきいたことはありますか?

日本ではRL360(ロイヤルロンドン)ITA(インベスターズトラスト)について聞いたことがある人のほうが多いかもしれませんが、プレミアトラスト通称PAとして知られている信託会社です。

香港保険以外に、オフショア保険会社の相談も受けることが多くなりましたので、今回はプレミアトラストの会社、商品、良し悪し、注意点、向き不向きの人、私なりの意見を纏めて紹介することにしました。

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プレミアトラスト(Premier Trust)

プレミアトラスト(Premier Trust)は、プレミア・アシュランス・グループ(Premier Assurance Group)に属する信託会社です。

プレミア・アシュランス・グループは、2005年に設立、アメリカのマイアミに籍を置く保険会社グループです。

プレミア・アシュランス・グループには、プレミアトラスト(Premier Trust)プレミアヘルス(Premier Health)という2つの会社があります。

プレミアトラスト(Premier Trust)は、2007年に設立、イギリス領ヴァージン諸島(BVI)に籍を置く、信託会社です。

通称PAと呼ばれる理由は、プレミア・トラストはプレミア・アシュランス・グループに属していることからきています。

イギリス領ヴァージン諸島(BVI)はタックスヘイブンとしてよく知られている地域です。

プレミアヘルスは医療保険を提供している保険グループ会社です。

プレミアトラストの商品へ投資する場合、プレミアトラストと契約することになるので、プレミアトラストのポリシーが発行されます。

プレミアトラストは、セイブルトラストという第三者機関を立てて投資家の資金を直接預からない体制をとっています。

投資家の資金はこのセイブルトラストの信託保全口座が持つ、スイス・ユニオン銀行(UBS)で管理されます。投資家の資金を分けて管理しているので透明性は高いと言えるでしょう。




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プレミアトラスト(Premier Trust) の商品

プレミアトラストの代表的な2つの商品をみてみましょう。

プレミア・プリンシパル・プロテクション(元本確保+一括投資タイプ)

プレミア・プリンシパル・プロテクションは、一括投資、元本確保しながら、最大5つのインデックスを選択して、中長期で確実に資産を増やしていくプランです。

満期5年・7年・10年と決まっているので、確実な投資目標のニーズに対応しているプランです。

商品概要

加入年齢18~80歳
プラン年数 5年・7年・10年
通貨 米ドル、ユーロ、英ポンド、オーストラリアドル
支払い頻度 一括払いのみ(1万米ドル以上から)
元本確保 管理手数料を除いた、プラン満期時の100%
管理手数料 5年プラン(年間1.8%を月払い)
7年プラン(年間1.68%を月払い)
10年プラン(年間1.56%を月払い)
資産管理費用月払いでファンド総額の0.125%
証券費用 年間50米ドル
ロイヤリティーボーナス5年プラン(満期時に1.5%)
7年プラン( 満期時に3% )
10年プラン( 満期時に5% )
クレジットカード手数料1.5%

インデックス

選択可能インデックス最大5つ選択、各インデックス最低20%の資産配分)
S&P 500 
S&P Asia 50 
EURO STOXX 50
MSCI Emerging Markets IMI
MSCI ACWI IMI 

ポイント

・一括払い

元本確保は管理手数料を引いた金額に対して100%

・途中引き出しするとロイヤリティーボーナスは対象外となる

・途中引き出しすると元本確保の対象外となる

注意しておきたい点は、支払い保険料に対して元本確保されるのではなく、支払保険料から管理手数料を引いた金額に対して元本確保される、という設計になっていることです。

インデックスの運用は非保証なので予測できない部分ですが、仮にうまく6~9%の年利で運用されていけば元本を割ることはないでしょう。

向いてる人

纏まった資金を投資したい

回収時期が明確

将来のリタイヤ時期、子供の学費、など将来に資金が必要になる時期が明確になっている投資ニーズにあっていると言えるでしょう。

プロベスト・プリンシパル・プロテクション (元本確保+積立て投資タイプ)

プロベスト・プリンシパル・プロテクションは、長期積立投資型、元本確保をしながら、最大5つのインデックスを選択、長期運用で確実に資産を増やしていくプランです。

プランは15年・20年・25年最低年間保険料は2,400米ドル月払いに換算すると200米ドルです。毎月の保険料のハードルは高くないので、貯金感覚で投資をすることができます。

ただし、この商品の長期投資は途中で減額や一部引き出しをすること元本確保やロイヤリティーボーナスの対象外になるので、確実に払える保険料を支払っていく必要があります。

商品概要

加入年齢18~80歳
プラン年数 15年・20年・25年
通貨米ドル、ユーロ、英ポンド、オーストラリアドル
支払い頻度 年・半年・4半期・月
元本確保15年プラン:拠出額の140%
20年プラン:拠出額の150%
25年プラン:拠出額の160%
管理手数料 年間1.9%
最低支払期間2年
インデックススプレッド手数年間2%
証券費用 月払い $5 | 四半期払い $13 | 半年払い $26 | 年払い $50
ロイヤリティーボーナス1~10年目に払い込み済みの全定期拠出額の10%
11~15年目に払い込み済みの全定期拠出額の8%
16~20年目に払い込み済みの全定期拠出額の8%
21~25年目に払い込み済みの全定期拠出額の8%
クレジットカード手数料0%

インデックス

選択可能インデックス最大5つ選択、各インデックス最低20%の資産配分)
S&P 500 
S&P Asia 50 
EURO STOXX 50
MSCI Emerging Markets IMI
MSCI ACWI IMI 

ポイント

・長期積立型投資

元本確保は支払った総拠出額に対して140%(15年プラン)、150%(20年プラン)、160%(25年プラン)

・途中引き出しするとロイヤリティーボーナスは対象外となる

・途中引き出しすると元本確保の対象外となる

プロベスト・プリンシパル・プロテクション支払い保険料に対し元本確保されます。

満期時には貰えるお金は、投資金に対しての元本確保と非保証の運用の合計になります。

15年プラン イメージ

15年プラン、毎年3,000米ドルを15年間支払い、総拠出額は45,000米ドルです。

総拠出額45,000米ドル + 元本確保140%(18,000米ドル) + 非保証

= 解約返戻金63,000米ドル+@

インデックスの運用は非保証なので予測できない部分ですが、仮にうまく6~9%の年利で運用されていけば纏まった資金を受け取ることができます。

注意したい点としては、一括投資と違い長期積立投資になるので、確実に支払える積立金額を設定することです。

15年以上の投資期間において、結婚、住宅ローン、出産、学費、倒産、失業など人生で急に資金が必要になる場合があります。

途中で積立を止めたり、減額すると元本確保の特典が失われるうえ、運用にも影響がでるのでよく検討して金額を設定しましょう。

2つ商品の違い

プレミア・プリンシパル・プロテクションは、一括投資型、元本確保しながら、中長期で確実に資金を増やすプランです。元本確保は総拠出額から手数料を引いた金額が対象です。

プロベスト・プリンシパル・プロテクションは、長期積立投資、元本確保しながら、長期で資金を増やすプランです。元本確保は総拠出額が対象です。

元本確保に関し、それぞれ対象が違うので念頭においておきましょう。




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まとめ

プレミア・プリンシパル・プロテクションプロベスト・プリンシパル・プロテクション、それぞれ異なる投資ニーズに応える商品になっています。

プロベスト・プリンシパル・プロテクションのほうは特に魅力的な商品だと思います。長期投資になるので確実に払える保険料で投資していけば堅く資金を増やすことができます。

個人的な印象ですが、香港保険は香港へ行けば実際に見ることができ会社としての実体を自分で確かめることができます。実際に香港では、保険会社以外に空港、地下鉄、街中の至るとこで広告も目にすることができます。一方、プレミアトラストは、ヴァージン諸島にありますが、香港と比べるとそう簡単に行ける場所ではありません。

どのような投資でも長期で生き残っていくため秘訣は、常に学び続け、情報収集を行い、自分自身で判断できる知識と経験を養うことが必要です。

投資する前に自身の投資目標とニーズをよく考慮して将来に備えましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

本ブログに関する、ご質問やご相談は、こちらからお願い致します。






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