こんにちは!
香港の橘拓也(たちばな たくや@TMax2525)です。
前回、香港の就職に成功した経験と一連の流れをご紹介しました。
今回は、内定が決まった後、現在勤めている会社の退職から出国まで、香港の新しい就職先でベストなコンディションで仕事を始めれるように何をするべきか解説していきたいと思います。
はじめに
希望する香港の企業から内定を貰ったら、現地で一日も早く新しいスタートを切れるに準備を進めなければなりません。
多くの場合就労ビザは受け入れ先の企業が手配してくれます。企業側で作成が必要な書類があるので、必要書類の提出など速やかに対応するようにしましょう。
現職の退職手続き、就労ビザの申請、渡航まで、3か月程度のスケジュールを組むといいでしょう。
内定が決まってから、退職手続き、就労ビザの申請、入社日の調整、家探しはすべて同時進行ですので、スケジュール管理をしっかり行いましょう。
日本の会社の退職手続き
新しい就職先が決まったら、現職の会社へ退職手続きを始めましょう。
立つ鳥跡を濁さず。
お世話になった会社の人達へ迷惑をかけないよう、気配りをしながら準備を進めなければいけません。
退職の意向は直属の上司に報告するのが基本ルールです。
会社に受理されて、公式になるまで他言は無用です。
退職のタイミングは、ボーナス支給後など、権利として受け取れるものは受け取れるようスケジュールを組むのが理想です。
しかしながら、そのスケジュールが入社日をあまりに遅らせてしまうのはNGです。採用側の企業は1日も早くあなたに来てもらうことを望んでいますので、失礼にならないよう配慮した最短のスケジュールを組むべきです。
ちなみに、私は一部上場企業、オーナー中小企業など、どちらも勤務経験がありますが、退職を伝えるタイミングは十分に気を付ける必要があります。
一部上場企業の場合、退職を伝えたからと言ってボーナスの権利で揉めることはないと思われます。
オーナー企業の場合は、オーナーの意向ひとつで、退職する意向が分かり次第、ボーナス支給有無で揉める可能性があります。自分の銀行口座に入金されるまで待つほうがいい場合があります。
退職日が無事決まったら、引継ぎを円滑に行い、残る人達に迷惑をかけないよう準備をすすめましょう。
引継ぎや挨拶回りをしながら退職前に、取引先や同僚など人脈を整理して維持できるようにしておきましょう。海外に出てから日本で築いた人脈を活かしてビジネスができる場面が必ずあります。
海外に出るとアウェーの世界です。現地でいきなり自分1人でビジネスを開拓することは相当な労力が必要です。
そんなとき、日本の人脈を頼って活かせる場合がありますので、人脈を大切に維持するようにしましょう。

就労ビザの申請
採用側企業にパスポートコピーなどの必要書類、香港の入国管理局へ提出する申請書へ署名など、担当者へ速やかに提出物を提出しましょう。
香港の就労ビザの申請から承認がおりるまで約1か月程度です。
承認が下りた就労ビザは入国期限があります。期限までに入国して有効にしなければ、その就労ビザは無効となってしまします。
就労ビザがおりたら、早めに渡航のスケジュールを組むようにしましょう。
入社日の調整
就労ビザがおりたら、採用側企業から連絡が入ります。入社予定日の調整をしましょう。
日本の現職の会社と退職手続きを同時進行で進めておけば、予定日が見えてきます。
採用側企業のほうも、現職の状況や、部屋探し、渡航までのスケジュールは配慮してくれるので、相談しながらすすめるといいでしょう。
香港の部屋探し
香港に暮らすうえで最大の悩みの種が住宅事情です。
とにかく、家賃が高くて狭いです。
部屋探しの方法は、下の4つとも調べてみて最終的にニーズの合うものから選ぶといいでしょう。
1.会社が付き合いのある不動産会社を紹介してもらう。
2.香港の日系不動産会社で探す
3.香港のローカル賃貸不動産会社で探す
4.サービスアパートメントに住む
会社の知り合いの不動産会社は、担当者がニーズをある程度分かっている場合が多いので、話がしやすいでしょう。
香港には日本で展開している不動産賃貸会社があります。駐在員、ファミリー向けの物件が多く、家賃は高めです。日本語対応です。サービスアパートメントも充実しているので、検討してみるといいでしょう。
香港のローカル不動産会社は、住みたいエリアの不動産屋に行ってみましょう。部屋に目星をつけたら、入社日前に渡航して下見をしましょう。
香港の賃貸住宅は回転が非常に早く、下見した部屋でも翌日には他の借り手がついていることもあります。驚くほど契約のスピードが早く、先にお金を支払ったもの勝ちの世界です。
香港の部屋探しは短期決戦です。お部屋探しは3日以内に決めるようにしましょう。
初めての部屋探しは苦労が多いですが、ホテル住まいから1日も早くでれるようにしなければなりません。
暮らし始めてから、土地勘がわかり住みやすい場所、家賃相場など好みがでてくるので、それから好きな場所に部屋を探すのがいいと思います。
自分や家族の予算とニーズに合うベストな部屋を探しましょう。
日本を離れる前の準備
就労ビザもおり、入社日も決まったら日本を離れる準備をしなければなりません。
航空券を早めに購入しましょう。
賃貸のお部屋、携帯、インターネット、証券口座、など忘れずに解約の手続きを済ませます。解約に伴い手数料が発生するものは忘れずに納付しましょう。
また、定期購読物、DMなどの郵便物も解約するか、停止しておきましょう。
日本の銀行口座はあとあと便利なのでそのままおいておきます。
家の家財道具などは、知り合いに譲る、粗大ごみに出す、実家に送る、渡航先の部屋が事前に決まっていれば配送手配をする、などして日本の家の解約手続きをすませましょう。
住民票は税金に関わる問題で個人の判断によりますが、住民票を抜く場合は忘れずに手続きしましょう。
家を無事引き払ったら、出国する直前の1日か2日間はホテルか実家に泊まるといいでしょう。
最後に
ここまでご覧通り、これら手続きは同時進行になるので、自分でチェックリストや工程表を作ることをおススメします。
実際にあれもこれも手続きしていると時間はあっという間に過ぎて、とても忙しく感じます。
手続きはできるものから早めに手をつけて済ませて、出発当日までに準備を万全にしておきましょう。
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