こんにちは!
香港の橘拓也(たちばな たくや@TMax2525)です。
現在世界で猛威を振るっている新型コロナウイルスは香港では4月から感染者の増加が緩やかになってきました。
昨年6月から始まった香港デモは、今年2月から新型コロナウイルスの感染拡大により、デモ活動は鳴りを潜めてなくなったかと思われていました。しかしながら、5月10日(日)、香港各地のショッピングモールで集会の呼びかけがあり一部市民が集まったほか、武装警察がショッピングモールに突入しました。また、その日の夜の旺角では武装警察が記者や市民にペッパースプレーを噴射、市民と衝突、議員や市民、約200人が逮捕されました。
今回は香港での新型コロナウイルスと香港デモの最新状況について纏めました。
新型コロナウイルス最新状況

香港では新型コロナウイルスの新規感染者が22日連続で0人となり、感染の状況は落ち着き始めています。カウントされているのは海外から戻ってきた香港居住者です。尖沙咀、旺角、セントラル、コーズウェイベイの繁華街では週末は多くの人が外出する姿が見られるようになりました。ショッピングモール、レストラン、カフェなどは飲食の規制が緩和されたこともあり賑わいを取り戻し始めています。
香港への渡航に関しては、引き続き香港非居住者は入境できません。香港居住者のみ海外から入境する場合14日間の隔離が必要となります。
デモ活動と場所
5月10日は香港各地の10カ所以上のショッピングモールで歌を合唱する集会の呼びかけがありました。ショッピングモールは尖沙咀のハーバーシティ、旺角のMOKO、など一般旅行者がよく訪れる場所も含まれています。スターフェリー周辺、ネイサン通りなど週末の日中から旅行者が観光でよく訪れる場所に警察が集まる事態となっています。
日常生活と所感
日常生活と今後の観光への影響については、事前にツイッターなどのSNSでニュースをチェックしてデモや集会がある場所には近づないということに限ります。一方でデモや集会はこれまで予告なく発生して警察が集まったケースもあり、回避しようもない状況があったのも事実です。
ニュースや街中を見ていて感じることは、ここ最近の集まりはデモ隊よりも武装警察のほうがはるかに数が多いことです。黒服姿のデモ隊はすっかり鳴りを潜めてほとんど見なくなったのが現状です。ショッピングモールやネイサン通りに黒服姿のデモ隊がいないにも関わらず、大量の警察車両が日中からずっと待機し、武装警察が警戒の為に歩き回っています。
ここからは個人的な感想ですが、警察が街中を徘徊して市民を煽動しているような節が感じられることです。これまで警察がデモ隊に混じり扮していたことも報じられています。武装警察が街中を徘徊しているだけでも市民には緊張とストレスが感じられます。こうした緊張とストレスを募らせて、一般市民が過激な行動に発展しやすくなるように仕向けている感じがします。
さいごに
香港の新型コロナウイルスは最近になり感染者の増加がほとんどみられなくなり、落ち着きを取り戻し始めました。新型コロナウイルスが落ち着いたと思ったら、今度は再びデモ活動が始まりそうです。
昨年6000人以上が逮捕され大半は若者です。現在デモ活動は冷めて見られている感じはしますが、果たしてデモ活動が過激化するのかどうなるのかこれから注視しなければなりません。
コメント