こんにちは!
香港の橘拓也(たちばな たくや@TMax2525)です。
2020年12月末、深水埗で1904年に建てられたと推測されるローマ式建築の貯水池が発見され、注目を集めています。当初は知らずに工事が始まり解体される予定でしたが、歴史的建造物として認められ保存される見込みです。
地区は深水埗ですが、最寄り駅はMTR石硤尾駅になります。
今回早速行ってきたので、シェアしたいと思います。
深水埗主教山蓄水池
深水埗主教山蓄水池、はMTR石硤尾駅の南の小高い丘の上にあります。
貯水池のある丘は窩仔山(別名:主教山)、英語ではBishop’s Hillと呼ばれています。
貯水池のサイズは直径約47メートル、深さ約7メートルです。
写真参考リンク
1904年に建設されたローマ式建築の貯水池が現在になって発見されたのはとても驚きです。
水道局は過去に貯水池の調査を行い、古いものなので安全の為解体するとしていましたが、実際に解体工事が始まってから、貯水池の中に実はローマ式建築構造があったことが今になって発見されました。
この話を聞くとなんとも香港スタイルだなと思わずにはいられません(笑)。
過去に中の状況や水圧等の調査要求があったにも関わらず、実際にはきちんとされてこなかったということです。調査をしていないにも関わらず、やったことにして処理されてきたということでしょう。
そして、解体作業が実際に始まり、実は中にローマ式建築構造物があることが発見されました。一部が解体され柱や天井が破壊されてしましたが、90%以上はほぼ完全な状態です。
香港政府のアンティークや建築物を保存する団体は、解体の中止を求め、工事中止が決まりました。
2020年12月31日、行ってきましたが頂上はフェンスがされているので中に入ることはできませんでした。
立ち入り禁止になる前に、一部の足の早いジャーナリストや写真家がネットに写真を投稿しています。
いつかまた早く中を見学できるようになってほしいです。
これまでMTR石硤尾駅と聞いても馴染みのない方のほうが多いでしょうし、実際に特別な観光スポットがあるわけではありませんでした。
中に入れるようになればきっと新しいインスタグラムスポットになることは間違いないでしょう。
場所・アクセス
最寄り駅:MTR石硤尾駅 A出口
所要時間:徒歩約10分
2020年12月31日、実際に私が行ってきたときに空から撮影した映像や丘の外観、アクセスを解説した動画を作りましたので、こちらも是非ご覧ください。
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